<ミノキシジルが実際どのように毛根に作用するのか>
まず最初に、髪の成長と喪失のメカニズムに焦点を当ててみましょう。
頭皮にはおよそ10万の毛嚢があります。その毛嚢は、一か月で1.25mmほどに成長しま
す。年を取るとともに新しい髪の成長率は低下し、徐々に髪が細くなっていきます。
また、他の原因で髪が少なくなることもあります。高熱や産後の影響などです。
女性体内でのホルモンのバランスの変化や、深刻な精神的ストレスが髪の喪失を起こし
ます。
人の髪の成長サイクルは、テロゲンと呼ばれる成長期とアンチゲンと呼ばれる休死期と
から成り立っています。テロゲンの期間に毛嚢が作られ、新しい髪は継続的に外に向か
って成長します。
テロゲン期に、少しの色素を持った細いふわふわとした髪が伸び始め、徐々に太くなり
色も濃くなってきます。毛嚢はこのサイクルの最集段階に達した後、アンチゲンの期間
に入っていきます。
つまり、成長率は徐々に低下し、最後には止まってしまいます。毛嚢の活動が完全に停
止するのです。髪はどんどん細くなり、色素を失い、最後には抜け落ちてしまいます。
しばらくして、古い毛嚢から新しいものが生まれ、新たなるテロゲン期の再来となるの
です。
典型的健康な毛髮とは、毛嚢のおよそ85%がテロゲン期にあり、残りの15%がアンチ
ゲン期にあるのです。よって、70本から80本の抜け毛は極めてノーマルです。
この状態が逆転すると、髪の喪失につながります。
アンチゲン期の毛嚢の数が、テロゲン期の数を上回っていることになります。そしてま
た新しい髪を生やすことはなく、これらの毛嚢は、新テロゲン期を迎えることなく活動
を停止するのです。
すなわち、そうした髪は著しく細く抜けやすく、そして色あせていきます。
禿げる一番大きな原因としては、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの増加で、
これは、体内で分泌されたものを髪が吸収してしまうのです。
このテストステロンは、分子のレヴェルにおいて毛嚢の機能に作用しています。正確な
遺伝構造はまだ明らかにされていませんが、最近の学説によればテストステロンの分子
が、毛嚢にあるDNAのある器官と結合し、髪の成長を抑制しているということです。
これが、ミノキシジルが分子レヴェルにおいて、どのように作用するかを理解する鍵
になるのです。
ミノキシジルは毛嚢のDNAとすぐに結合し、DNAの髪の再生プログラムを遂行させ
るために、テストステロンから守ります。
また、前述のようにミノキシジルの血管拡張作用は、テロゲンが髪を育てさせるだけで
なく、アンチゲンの髪を生き返らせテロゲンの状態にさせるという、重要な働きを担っ
ています。
ここで重要なことは、ミノキシジルはテストステロンの活動に関与はしますが、体の
ホルモンバランスにはほとんど悪影響がなく、毛髮にだけ作用するということです。
ミノキシジルは肥料のようなものです。
髪の量や長さなどを増やすことが可能となります。つまり、使用を止めると両親から受
け継いだ、元の遺伝的傾向へと戻るのです。
ミノキシジルによって効果を得たい人は、少なくとも3〜4か月間毎日2回使用を続け
ることが大切です。
使用に飽きたり、1か月以上の使用にも忍耐が続かないこともありますが、その規則的
な使用のみが好結果をもたらしうることをよく知ることです。
現在、世界中の何十万という人々がミノキシジルを使用し、それによって髪をとりも
どし、精神的にも大きな自信へとつながっているのです。
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